予備校

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契約講師という厳しいシステム

予備校には必ず講師がいます。ただ同じ講師という立場でも2つのタイプがあります。タイプといってもここでいうのは、いわゆる雇用形態というヤツで、ひとつは正職員、もうひとつは契約講師です。

ひと昔前までは、予備校講師といえば、大学の先生がアルバイトでやっていた、とか、そのむかし学生運動に関わっていてそれ以降もずっと社会運動に携わってきた人がアルバイトでやっていた、というパターンが多かったようです。ところが今は、アルバイトでできるほど生易しいものではなくなってきました。生徒の講師を見る目が厳しくなってきたのがその一因でしょう。

代ゼミや東進は、契約講師という形態をとっています。わかりやすく言うとプロ野球選手のように1年での契約制です。ですから、その「業績」によって収入が増減するということが起きてきます。業績というのは、主には受講者数と受講者による授業アンケートです。わたしがいた予備校でも、授業アンケートでは、授業の進め方はもちろん、「板書は分かりやすいか」「声は大きいか」「テキストは分かりやすいか」などいろんな項目について年に2回実施されていました。そうしたことを踏まえて予備校が評価します。

何といっても、予備校にとって授業は「命」であり、重要な「商品」でもあります。商品の品質管理をするのは、お客様に商品を提供する企業としては当然でしょう。そうした商品管理ゆえに、いい講師しか残れないシステムになっているのです。

わたしがいた予備校では、全員が契約講師でしたが、講師の収入に関しては、ごく一部のものしか知ることができませんでした。しかし、漏れ聞こえてくるところによると、衛星授業に登場するような講師はン千万円とも億単位とも聞いていました。契約ですので、人気が出れば、収入は上がりますが、そうでない講師は、クビになります。実際わたしも何人もクビになった講師を見てきました。

「旬の講師」の授業は、夏期講習以降も受講生が減るどころかむしろ増えるくらいでしたが、そうでない講師の授業になると回を追うごとに教室が閑散としてきます。講師自身も「来年はそろそろ危ないかな」と感じると「転職」を意識するようになってきます。

「家族もいるし、自分には今さら会社勤めもできないから、自宅を改装して塾でも開こうかな」といっていた講師もいました。実際次の年からパンフレットに名前が載っていませんでした。ほとんどの講師は、次の年に契約できるか戦々恐々としていました。なかには、事務長を接待に誘う講師もいたりして涙ぐましい感じでした。

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