高校3年生の方へ、さっきのコラムの続きです。
どの教科にも共通して言えることですが、まず予習というのは、「明日やる問題を今日とりあえずやっておく」とか「明日、自分があてられる問題だけ解いておく」といったものではありません。予習では、まず、予め、自分自身で考えて、自分の力で解き、分からなければ辞書や参考書を使って解いてみます。
しかし、それでも分からないところがあれば、なぜそれが分からなかったのか、自分はこういう風に考えたが、どうだろうか、といったように、自分の力で解決できなかった箇所を、授業前に明確にしておくことが予習です。そして、授業で、その分からなかった箇所を解決します。
また、授業を受けるときに、自分の力でやってきたものが正解だったかどうかを見るだけではなく、予習でやったことを、もう一度授業で、見て、聞いて、確認するわけですから、その時点で既に1回軽く復習をすることが出来ます。人間は、自分で見たことを、もう一度人から見聞きすると絶対に忘れませんし、理解を深めることが出来ます。
但し、まだこの時点では、理解は深まっても、本当の自分自身の実力にはなっていません。ですから、きちんとした復習が必要になります。
復習は、今日の授業でやったことをもう一度繰り返すことで、知識や、考え方を定着させますが、できればこれに今日授業でやった単元と同じ単元の問題を、問題集などを使って解くことをオススメします。そうすれば、確実に授業の内容が身につきますし、特に大学入試で必要な応用力というのが身についてきます。
教科書というのは、自習用には作られていませんから、独学でやるのは無理ですが、授業があることで、先生から、それぞれの単元での重要なポイントというのを聞くことが出来ます。授業を中心に据えた「予習→授業→復習」という、一見単調ですが、実は、1年間通じて必要不可欠なこのサイクルを続けていけば、間違いなく実力がついてきますので実践してみてください。
例えば、友達から勧められて参考書や問題集を買っては見たものの、結局、少しやっただけで本棚の飾りになっているだけ、という経験の人も多いのではないかと思います。
問題集は、途中で止めてしまっては意味がありませんし、あれやこれやと手を広げすぎると、どれも中途半端になり、身につきません。あれこれと手を広げるよりは、まず、一途に教科書に書いてあることを十分消化することを優先するように心がけてください。
それが何よりも、効率がよく、且つ、必要十分な学習であることだということです。
問題集を使って学習するにしても、1教科につき、何冊も問題集を使うのではなく、せいぜい1~2冊にしてください。
そして、その少ないものをパーフェクトにすることが最大のポイントになります。
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